LCNEMが円連動・ユーロ連動のステーブルコイン・プラットフォームとなるブロックチェーンのローンチに向けNeukindと協業
株式会社LCNEM(エルシーネム)が同社パートナー企業である株式会社Neukind(ニューカインド )と協力し、ブロックチェーン「JPYX」「EURX」のローンチに向けた取り組みを行うことを1月8日発表した。
リリースによるとLCNEMの開発するブロックチェーン「JPYX」「EURX」はそれぞれ、円連動・ユーロ連動の分散型ステーブルコイン・プラットフォームとなるブロックチェーンとのことだ。
「JPYX」ではガバナンストークン「Jasmine」を用いてステーブルコイン「JPYX」を発行し、利用できるとのこと。また「EURX」では、ガバナンストークン「Eustoma」を用いてステーブルコイン「EURX」を発行し、利用することができるとのこと。
なお「JPYX」「EURX」はブロックチェーン「Kava」をもとに開発されたとのこと。またCosmos SDK製ブロックチェーン向けのウォレット機能付きエクスプローラー「Cosmoscan」もあわせて開発しているとのことだ。
国内トップクラスとなる7,000台近くのブロックチェーンフルノードを開発・運用するニューカインド提供の「Node as a Service®」上で、LCNEMの「JPYX」「EURX」を提供することで、誰でも「JPYX」「EURX」のバリデーターノードを簡単に運用することが可能となるという。このことはブロックチェーンの安全性を高め、分散化を進めるためには、一定数以上のノードを確保する必要があるためであるとのことだ。
LCNEMとニューカインドは、相互に協力することで高度に分散化されたブロックチェーンのネットワークを迅速に構築し、日本円・ユーロに連動したステーブルコインを提供することで、暗号資産の普及をさらに加速していくとのことだ。
編集部のコメント
株式会社LCNEM(エルシーネム)は過去にもステーブルコインに関する取り組みを行っています。
LCNEMは2018年6月にNEMブロックチェーンの独自トークン発行機能「モザイク」を使って日本円とのステーブルコイン「LCJPY」の発行を行っています。
また2019年4月にはステーブルコインであるLCNEM ChequeとLightning Networkを応用したシステムを発表しています。なおステーブルコインとLightning Networkを組み合わせる試みは世界初として当時発表されています。
コメント:大津賀新也(あたらしい経済)
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