韓国通信企業KT Corpが釜山市のブロックチェーンベースの地域通貨を利用したオンラインモールをローンチ予定

 韓国通信企業KT Corpが釜山市のブロックチェーンベースの地域通貨を利用したオンラインモールをローンチ予定

韓国の通信企業KT Corpが釜山市のブロックチェーンを利用した釜山市地域通貨「トンベッジョン(Dongbaekjeon)」を利用したオンラインモール「トンベッモール(Dongbaek Mall)」をローンチする計画があることを11月25日にLedgerinsightsが報じた。韓国語で「トンべッ」は椿の意味があり、掛け言葉として地域活性化もあらわすとのことだ。また釜山市はQRコードモバイル決済のローンチを間近に控えていることも発表している。

釜山市地域通貨「トンベッジョン」は、2019年12月にデビットカードのような物理的なカードを決済手段としてローンチをしていた。2020年8月時点で85万人がこの通貨を利用し、約870億円(約9200億ウォン)相当の取引が行われてきたとのこと。

釜山市地域通貨「トンベッジョン」は少額の取引であれば10%、大口の取引であれば5%のキャッシュバックを受けることができ、地産地消を促進するためのものとして活用されている。

編集部のコメント

Ledgerinsightsによれば、韓国の法律の変更によって2020年10月以降は店舗が直接登録しない限り「トンベッジョン」などの地域通貨を使うことができなくなっているとのことです。これまでは、カード決済に対応している店舗であれば、特別な登録は必要ありませんでした。登録制になったのは一部の小売店の不正行為が原因とのことです。追加支払いを要求したり、違法な通貨交換を申し出たりするケースがあったようです。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)

(images:iStock/antoniokhr・yewkeo)

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あたらしい経済 編集部

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