(追記あり)株式会社アクセルがブロックチェーン活用のエコポイントシステムを高砂熱学工業のサステナブル建築の研究センターへ提供

株式会社アクセルがブロックチェーン活用のエコポイントシステムを高砂熱学工業のサステナブル建築の研究センターへ提供

AI・ブロックチェーン技術を活用したソリューションを提供する株式会社アクセルが、茨城県つくばみらい市に高砂熱学工業株式会社が開設した「高砂熱学イノベーションセンター」にアクセルが開発したブロックチェーン技術活用のポイントサービス「高砂エコポイントシステム」を提供したことを11月11日発表した。

アクセルはスマートコントラクト上のトークンとしてポイントを実装する等、「高砂エコポイントシステム」全体の開発に携わり、高度な耐障害性や相互運用性の実現に貢献をしたとのこと。

「高砂熱学イノベーションセンター」は「地球環境負荷軽減と役割・新機能による知的生産性向上を両立したサステナブル建築」と位置づけ、建物全体に太陽光発電と蓄電池システム、バイオマス発電等、最先端の独自空調システムを駆使した省エネソリューションを施している。これにより同センターのオフィス棟ではZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング)、敷地全体ではZEB Ready相当のエネルギー目標の達成を目指しているとのこと。

アクセルが開発協力を行った「高砂エコポイントシステム」は従業員の各デスクに設置された個別空調機の利用状況を集計し、エコ行動に応じてポイント(高砂エコポイント)を付与するシステムとのこと。

なお獲得したポイントは、「高砂熱学イノベーションセンター」内にあるカフェレストランでの利用等が計画されているとのことだ。

なお、あたらしい経済編集部がアクセル株式会社へ「高砂エコポイントシステム」に採用しているブロックチェーンについて質問をしたところ「今回使用したブロックチェーン基盤は当社による独自開発のものではなく、汎用的なブロックチェーンを基盤にカスタマイズして実装したものになります」と回答をもらった。

2020.11.11 17:50 斜字部分追記

編集部のコメント

ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング)とは快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物であり、ZEB、Nearly Zeb、ZEB Readyの3段階に定義されています。

ZEB:省エネルギー(50%以上)+創エネルギーで100%以上の一次エネルギー消費量の削減を実現している建物
Nearly Zeb:省エネルギー(50%以上)+創エネルギーで75%以上の一次エネルギー消費量の削減を実現している建物
ZEB Ready:50%以上の一次エネルギー消費量の削減を実現している建物

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

(images:iStock/inkoly・BestForBest)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

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