イーサリアム2.0(Ethereum2.0)のローンチにつながるデポジットコントラクトがリリース
イーサリアム2.0(Ethereum2.0)のローンチにつながるデポジットコントラクトが日本時間の11月5日0時にリリースされた。
イーサリアムブログによると、デポジットコントラクトとは、既存のイーサリアムチェーンとイーサリアム2.0の架け橋となるコントラクトであり、イーサリアムの所有者はこのコントラクトに32ETH(約130万円)分のイーサリアムをデポジットすることにより、イーサリアム2.0のバリデーターとなることができる。イーサリアム2.0のフェーズ0であるビーコンチェーン(バリデーターを管理しPoSを実行するチェーン)のローンチのためにはこのデポジットを行った人数が16,384名(デポジット総額が524,288ETH)に達する必要があるとのこと。
イーサリアム2.0のフェーズ0のローンチ日は最短で12月1日に設定されており、この日の7日前までに必要額のデポジットが行われれば12月1日にイーサリアム2.0への移行が開始される。デポジットが不足していた場合はデポジットが必要額に達し次第、その7日後から移行が開始されることになる。
またデポジットコントラクトのリリースと同時にイーサリアム2.0のローンチまでの道のりを示したウェブサイトが公開された。これによると11月5日10時時点で12,069ETHのデポジットが行われており、これは必要額の2%程度となっている。
今後イーサリアム2.0は段階的にローンチされていく予定となっており、順調に開発が進めば2020年中にフェーズ0のローンチ、2021年中にシャードチェーン(イーサリアム2.0内に無数に存在するサイドチェーンの総称)の実装やPoS(Proof of Stake)への移行などが行われる。
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