AP通信がイーサリアム(Ethereum)とイオス(EOS)のブロックチェーン上で米大統領選の選挙結果を公開

AP通信がイーサリアム(Ethereum)とイオス(EOS)のブロックチェーン上で米大統領選の選挙結果を公開

米AP通信が11月3日に行われたアメリカ大統領選挙の各州投票の結果とプロセスをイーサリアム(Ethereum)とイオス(EOS)のブロックチェーン上に公開していることが11月3日に明らかになった

AP通信はEOSブロックチェーン上の分散型アプリケーションサービスであるエヴリペディア(Everipedia)のオラクルソフトウェアを使用して、米国の選挙戦の投票記録を公開している。

なおエヴリペディアは分散型オラクルネットワークを提供するチェインリンク(Chainlink)と協力し、AP通信が報道するアメリカ大統領選挙結果をブロックチェーン上に記録できるようにすることを10月16日に発表していた。

イーサリアムパブリックチェーン上での各州選挙結果及びプロセスのトランザクションは、イーサリアムアドレス「0x436Ee8cB3a351893b77F8B57c9772DAEc3a96445」から確認でき、EOS上でのトランザクションは「https://bloks.io/account/associapress」から確認できる。

編集部のコメント

選挙関連情報は秘匿性を担保しながら運用しなければなりません。選挙結果やプロセス情報をAPI、スマートコントラクトを通して様々な開発者が利用可能にできるように、オラクルネットワークを提供しているChainlinkは重要な役割を果たしています。

10月16日のあたららしい経済の記事ではChainlinkの特徴として(1)データが署名される(2)あらゆるブロックチェーンでの相互運用性(3)大規模なユーザー市場(4)堅牢なセキュリティの4つを説明しました。Chainlinkなどを含めたブロックチェーン技術は選挙関連情報を正しく記録し、運用することでき、公正な選挙を実行し続けるためにこれから先欠かせないものになるのではないでしょうか。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)

(images:iStock/maystra・vitacopS)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

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