Libraの運営子会社のLibra NetworksのCFO・CROに元HSBCの幹部が就任
リブラ協会(Libra Association)の運営子会社であるリブラ・ネットワーク(Libra Networks)の最高財務責任者兼最高リスク責任者(CFO/CRO)にイアン・ジェイキンス(Ian Jenkins)氏が就任したことを10月15日に発表した。
イアン・ジェンキンス氏は「金融セクターのイノベーションが世界中の何十億人もの人々に力を与える可能性を秘めている今Libra Networksのリーダーシップチームに参加できることに興奮しています。Libraプロジェクトは業界を変革する準備ができており、このチームの一員になれることを楽しみにしています」とコメントしている。
イアン・ジェンキンス氏は幅広いグローバルな経歴を持つ著名な業界リーダーとして、HSBC、クレディ・スイス、サンタンデールなどの国際的な一流銀行でCFO、CRO、COOの役職を歴任してきた。直近ではHSBC のビジネスファイナンス部長兼グループジェネラルマネージャーを務めていた。
Libra Networksのマネージング・ディレクターであるジェームズ・エメット(James Emmett )氏は「イアンのグローバルな財務、リスク、戦略に関する深い専門知識は、Libraのビジョンを実現する上で非常に重要なものとなるでしょう。イアンと協力して、プロジェクトの運用段階に進むことを楽しみにしています」とコメントしている。
編集部のコメント
今週初め金融安定理事会(FSB)はG20会議に向けて、グローバルステーブルコインの法制化のための新しい基準を導入することを提案する論文を発表しました。あたらしい経済では「G7財務大臣・中央銀行総裁会議がFacebookらのLibra計画に対し適正な規制導入がなされるまでは反対する姿勢を表明」としてニュースで取り上げ、内容をまとめています。そこではLibraのようなデジタル通貨が遵守すべきと考える規制の長いリストも発表されています。
コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)
(images:iStock/null・antoniokhr・incohre)