米コインベース(Coinbase)がCosmos(ATOM)のステーキング対応
米暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が暗号資産Cosmos(ATOM)のステーキングに対応することを9月30日発表した。
コインベースのCosmos(ATOM)のステーキング対応は、昨年2019年11月に取り扱いを開始したTezos(XTZ)に続き第二弾の取り扱い銘柄となる。コインベースの以前の発表によるとTezos(XTZ)のステーキング対応を開始して以来、5月時点で同サービスを利用したユーザーは200万ドル以上の報酬を獲得しているとのことだ。
このCosmos Staking Rewardsの報酬年利(APY)は年間5%となる。報酬を受け取ることができるのは米国、英国、フランス、スペイン、オランダ、ベルギーの居住者のコインベースユーザーとなる。
コインベースでCosmos Staking Rewardsを開始するには、コインベースでCosmos(ATOM)を購入するか、Cosmos(ATOM)をコインベースのアカウントにデポジットするだけで、ステーキングに参加できる。
編集部のコメント
ステーキングとは、暗号資産の合意形成アルゴリズムでPoS(プルーフオブステーク)などを選択している通貨がブロック生成者に対して報酬を渡す仕組みのことです。一般的なPoS通貨の場合は、ユーザーが保有しているトークンをブロックチェーン上にステーク(保有)することで、ユーザーのトークン保有量とトークン保有期間が明らかになります。そして、アルゴリズムによりブロック生成のための貢献量をランダムに計り、報酬を与える仕組みとなっています。
今回のニュースでコインベースが対応したのは、コインベースが全ユーザーを代表してCosmos(ATOM)のネットワークでステーキングを行い、そこで得られた報酬を各アカウントに分配するという事です。サービス該当国居住者のコインベースユーザーは、自分のコインベースアカウントに対象の暗号資産を保持していれば定期的にこのステーキング報酬を手に入れることができます。
コメント:大津賀新也(あたらしい経済)
(images:iStock/champc・Anastasiia_New・Rudzhan-Nagiev・Ninja-Studio)