フェイスブックらのリブラ協会が運営会社リブラネットワークスのCEOを発表

フェイスブックらのリブラ協会が運営会社リブラネットワークスのCEOを発表

フェイスブックらの暗号資産(仮想通貨)プロジェクトを進めるリブラ協会(Libra Association)が運営会社のリブラ・ネットワークス(Libra Networks)のCEOに元HSBCヨーロッパ代表のジェームス・エメット(James Emmett)氏を就任させたことを発表した。

ジェームス・エメット氏は、HSBCで26年のキャリアを過ごし、現在はグループ・ジェネラル・マネージャーを務めているが、2020年9月末に退任する予定とのこと。

リブラ協会のCEOを務めるスチュアート・リービー(Stuart Levey)氏は「ジェームスは、深い実質的な専門知識と業務経験を持つ一流の金融サービス経営者です。彼が当社に入社することに興奮しており、彼のリーダーシップがLibraのビジョンを現実のものにするのに役立つと確信しています」とコメントしている。

ジェームス氏は「金融サービスとテクノロジーが真に変化をもたらす機会に情熱を持っている者として、金融イノベーションと金融包摂を強化し、ネットワークの運用を実現するという使命を持って、Libra Networksに参加できることを嬉しく思っています」とコメントしている。

編集部のコメント

リブラ協会のCEOを務めるスチュアート・リービー氏も、ジェームス・エメット氏と同様にHSBCに所属していました。既存の金融機関や各国政府はリブラに対して懸念を抱いていますので、建設的なコミュニケーションが非常に重要な段階だと考えられます。そのような背景を含めて、リブラはベテランの採用を心がけているのではないでしょうか。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)

(images:iStock/antoniokhr)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

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