ブロックチェーンサッカーゲーム「Sorare(ソーレア)」が日本のJリーグ所属全選手のNFTカードを発行
ブロックチェーン技術を利用したサッカーゲーム「Sorare(ソーレア)」を運営するSorare社が日本のプロサッカーリーグであるJリーグと提携し、同ゲームにおいてJリーグに所属するすべての選手のカードを発行することを8月18日に発表した。
Sorareはフランスを拠点とする企業であり、ユベントスやアトレティコマドリードをはじめとする70チーム以上のプロサッカークラブと提携している。同社の運営する「Sorare」では、提携するサッカークラブの選手のカードがNFT(Non-fungible-token)として発行されている。
今回の提携によりJリーグはゲーム上での選手カードの販売をすることで新たな収益を得ることができるようになり、またSorareのプラットフォームを通して海外のゲーマーやコレクターにブランドを展開することができるとのこと。
現在、Sorareと提携するプロリーグは続々と増えており、同社は今年6月に韓国のKリーグ、アメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)と新たに提携している。
またSorareのCEOであるNicolas Julia(ニコラ・ジュリア)氏によると、同社は将来的には世界のトップ20のリーグと提携することをビジョンとしているとのことだ。
編集部のコメント
ブロックチェーンサッカーゲームSorareのデジタルカードは、2020年7月に25,000人以上のユーザーを集め、月間55万ドル(約5,800万円)の取引ボリュームとなっています。また同社は先月、e.venturesが主導するシードラウンドにて400万ドル(約4億2,000万円)の資金調達を発表しました。
Sorareは先日8月6日に株式会社メタップスアルファとパートナー提携をし、メタップスアルファが運営するデジタルアイテム(NFT)のマーケットプレイス「miime(ミーム)」上で、Sorareが販売する全てのクラブ公式ブロックチェーンカードのトレードが可能になっています。
コメント:小俣淳平(あたらしい経済)
(images:iStock/burakowski)