ロシア最大の商業銀行が独自トークン発行を検討
ロシアの商業銀行であるSuberbank(スベルバンク:ロシア貯蓄銀行)が決済のための独自トークンの発行を検討していることが地元メディアPRIMEによって8月4日に報じられた。
スベルバンクはロシア最大の商業銀行であり、個人預金の約4割、国内企業に対する貸出の約3割を取り扱っている。
ロシアでは先月7月に暗号資産に関わる法案「デジタル金融資産関連法(On Digital Financial Assets:DFA法)」が可決された。DFA法により2021年1月からロシア国民の暗号資産による決済が禁止されるとともに、中央銀行から承認を得た企業は暗号資産の発行や取引を行うことが可能になる。
報道によると、スベルバンクの取引事業部の責任者であるSergey Popov(セルゲイ・ポポフ)氏は「先日可決された法案に基づけば、我々は法定通貨ルーブルにペッグされたトークンを発行することができる。そしてそれは他のデジタル金融資産(DFA)の決済手段となる」と述べているとのこと。
またスベルバンクは地元メディアRIA Novostiに対して「スベルバンクは間違いなく法律の変更を分析し、顧客やパートナーの希望を考慮に入れる。これらの検討に基づき、近いうちに適切な判断を下す」と述べているとのこと。
編集:小俣淳平(あたらしい経済)
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