Brave(ブレイブ)にGemini(ジェミナイ)の暗号資産(仮想通貨)取引機能が追加

Brave(ブレイブ)にGemini(ジェミナイ)の暗号資産(仮想通貨)取引機能が追加

次世代分散型ブラウザ「Brave(ブレイブ)」を提供するBrave Softwareがニューヨークを拠点とする暗号資産(仮想通貨)取引所Gemini(ジェミナイ)と提携することを7月15日に発表した。

今回の提携により、ユーザーはBraveブラウザ上でGeminiの取引機能(Gemini Trading Widget:ジェミナイカード)を利用して簡単に暗号資産を売買・保管することができるようなる。

また今年4月にGeminiは、Braveの独自トークンであるベーシックアテンショントークン(BAT)の取り扱いを開始しているため、Braveブラウザ上でGeminiを介してBATの売買を行えるようになるということだ。

さらにBraveの認定を受けているコンテンツクリエイターは暗号資産をGeminiクリエイターウォレットに保管することが可能になる。これによりクリエイターはBATで支払われる報酬をGeminiで扱われている他の暗号資産に転換して受け取ることができるようになるとのこと。

編集部のコメント

Braveは個人データを収集するような広告をブロックする機能「BRAVE SHIELDS」をもつブラウザで、広告をブロックすることでブラウザが軽くなるという利点があります。さらにユーザーはBrave上で特定の広告を閲覧することでBATを獲得することもできます。またBraveユーザーはBATを使ってコンテンツクリエイターやウェブサイトに対して支援を行うことが可能です。ただし、法律の問題上日本国内のユーザーはBATのかわりにBAPというポイントが獲得できる仕組みになっています。なお現時点ではBATとBAPは交換することができません。

Braveは今年に入り、複数の暗号資産取引所と提携を行っています。今年4月に暗号資産取引所大手のBinance(バイナンス)との提携を発表し、Binanceの取引機能をBraveブラウザ上に統合しています。また、今月9日には暗号資産(仮想通貨)ウォレット機能の共同開発を目的に日本の暗号資産取引所ビットフライヤーとの業務提携を発表しています。

BraveのトークンであるBATを取り扱う暗号資産取引所も増えており、日本では、GMOコイン、ビットフライヤー、コインチェックが取り扱いを開始しています。

コメント:小俣淳平(あたらしい経済)

(images:iStock/Happy_dalebor・Panuwat-Sikham)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

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