Coinbase(コインベース)がU.S.Secret Service(米国シークレットサービス)へブロックチェーン分析ソフトを4年契約18万3750ドルで提供

Coinbase(コインベース)がU.S.Secret Service(米国シークレットサービス)へブロックチェーン分析ソフトを4年契約18万3750ドルで提供

Coinbase(コインベース)が U.S. Secret Service(アメリカ合衆国シークレットサービス)へブロックチェーン分析ソフトウェア「Coinbase Analytics(コインベース・アナリティクス)」を提供していることがメディアThe Blockの報道によって明らかになった。

U.S.Secret Serviceはアメリカ合衆国国土安全保障省の一部であり、アメリカ大統領の保護に加えて、金融犯罪の調査を担当している。

U.S. Secret ServiceはCoinbase Analyticsを利用する契約を2024年5月9日までの4年契約で結んでいるとのこと。そして契約総額18万3750ドル(約1,963万円)とのことだ。

Coinbase Co-founder&CEOのBrian Armstrong(ブライアン・アームストロング)氏は「ブロックチェーン分析ソフトウェアは何も新しいものではありません。実際に長い間利用されてきているものです。通常、ブロックチェーン分析ソフトウェアは一般に公開されているデータを使用して、暗号トランザクションを追跡しようとし、通常は悪質な行為者を捕まえるために使用されます」とコメントしている。

編集部のコメント

Brian Armstrong氏のツイートによると、Coinbase社は初期の頃、既存のブロックチェーン分析サービスのいくつかを利用してスタートしていたとのことです。しかしサードパーティーとデータを共有せねばならない、全ての機能やチェーンをサポートしていないなどの問題が存在していたようで、自社プロダクトを持つ決断に至ったようです。そしてそのためにブロックチェーン分析ソフトウェアを開発していたNewtrinoを買収しました。

Coinbase社はCoinbase Analyticsに係る買収コストや運用コストを回収するために、特定の機関と契約を結びサービスを提供している段階とのことです。実際にアメリカDEAやIRSもCoinbase Analyticsの利用について、関心を示していることがThe Blockの報道によって明らかになっています。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済編集部)

images::iStock/Irina-Shibanova)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。 これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

トランプSNS企業、Bakkt買収へ協議=英FT

ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米大統領のSNS「トゥルース・ソーシャル(Truth Social)」を運営するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ(Trump Media & Technology Group Corp : TMTG【NASDAQ:DJT】)が、米デジタル資産サービス企業バックト(Bakkt)を買収する方向で交渉を進めていると、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が11月18日、2人の関係者の話として報じた

【11/18話題】JPYCの累計発行額30億円に、イーロンマスクがDOGEを不正操作したとする訴訟が終了など(音声ニュース)

日本円ステーブルコインJPYC、累計発行額が30億円を突破、イーロンマスクがドージコイン(DOGE)を不正操作したとする訴訟が終了、イーロンマスクが2018年にOpenAIのICO提案を却下、裁判資料にて明らかに、米18州らがSECとゲンスラー委員長、複数名のSEC委員を提訴。暗号資産規制の越権行為で、暗号資産の時価総額、過去最高の3.2兆ドル=コインゲッコー、PhantomのiOS版がアップデートで強制ログアウト、リカバリフレーズのバックアップ促す、ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」、アプトス・アービトラム・アバランチ・OPメインネット・ポリゴンに展開開始、米資産運用会社VanEck、EUで「スイ(SUI)」のETN提供開始、ワールド(WLD)、ブラジルで「Orb」利用可能に、【取材】イーサリアムネームサービス(ENS)、L2ソリューション「Namechain」発表

広告