ネットラーニングがデジタル修了証明書「オープンバッジ」を発行開始

ネットラーニングがデジタル修了証明書「オープンバッジ」を発行開始

企業や教育機関向けにオンライン研修を提供する株式会社ネットラーニングが、同社提供のeラーニングコースの受講者向けにブロックチェーン技術を利用したオープンバッジの発行サービスを開始したことを7月9日発表した。

オープンバッジとはIMS Global Learning Consortium(IMS Global)が定める世界的な技術標準規格により発行されるデジタルな修了・資格証明書のこと。

ネットラーニング社が提供するのLMS(ラーニング・マネージメント・システム)では、世界で初めて「オープンバッジ」の全機能である発行機能、表示・検証機能、登録・出力機能を装備するLMSとして、IMS Globalによって今年5月に認定されたとのこと。

今回ネットラーニングが発行を開始するこのオープンバッジは、ブロックチェーン技術を利用することで改ざんや偽造を困難にし信頼性の高いデジタル修了証明となる。またインターネット上でいつでもその内容を証明することができるとのことだ。

ネットラーニングの提供するeラーニングには毎年約1,000万人の受講生がおり、今年度のオープンバッジ発行数は数百万個を見込んでいるとのこと。

オープンバッジの発行による効果は修了証明の用途の他にも、学習意欲が上がり修了率が向上するといった海外からの報告があるとのこと。その報告によるとオープンバッジの発行開始から数週間で学習者数が129%増加し、修了した学習者数は前年比の226%増加したとのことだ。また企業においては従業員とのエンゲージメントが高まったという報告や、発行されるオープンバッジをベースに各個人のスキル情報を使用した人材活用も可能になるとのことだ。

(images:iStock/nisaul-khoiriyah・SiberianArt)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

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