SBIが日本初の暗号資産ファンドの立ち上げの計画を発表

SBIが日本初の暗号資産ファンドの立ち上げの計画を発表

SBIホールディングス株式会社の代表取締役社長である北尾吉孝氏が、6月26日に開催された同社経営近況報告会にて、国内初の暗号資産ファンドの立ち上げを予定していることを明らかにした

経営近況報告会のプレゼンテーション資料(P.114)によるとこの暗号資産ファンドでは、個人投資家向けにSBI証券やSBIマネープラザを通じて販売を行う。またこのファンドは匿名組合の形式で2020年夏頃に募集開始を予定しているとのことだ。 <なお匿名組合(TK)は、出資者が事業者に対して出資を行い、事業者が出した利益を出資者に対して分配する契約形態のこと>

またプレゼンテーション資料には、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)が投資銘柄として挙げられている。

北尾吉孝氏は暗号資産ファンドについて「(暗号資産は)確実に機関投資家の金融商品に位置付けられるようになってきている。世の中の全ての事がアナログからデジタルの方向になっている」とコメントをしている(動画内1:41:00頃~

)。

編集部のコメント

SBIホールディングスの経営近況報告会のプレゼンテーション資料の中では、ブロックチェーン・暗号資産に関する個別戦略として、「デジタルトランスフォーメーション(DX)時代に合致するデジタルアセット分野におけるグローバル組織体制の構築」、「STOによる金融取引の変革、主として大企業のサプライチェーンマネジメントにおけるブロックチェーン活用をサポート」、「コロナ禍で急速にキャッシュレス化が進む中で米Ripple社と共同開発したマネータップを活用した安価な送金・決済サービスを提供」を挙げています。

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

(images:iStock/Who_I_am・AliseFox)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

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