レンディングプロトコル開発・運用企業Celsius Network(セルシアスネットワーク)がテザー(Tether)などから1,000万ドルの資金調達

レンディングプロトコル開発・運用企業Celsius Network(セルシアスネットワーク)がテザー(Tether)などから1,000万ドルの資金調達

分散型金融(DeFi)のレンディングプロトコルを開発、運営するCelsius Network(セルシアスネットワーク)が、1000万ドルの資金調達を実施を発表した。この資金調達ラウンドを率いたのはステーブルコイン企業のTether(テザー)。Celsius Networkには現在1億2,000万ドルの企業価値があるとのこと。

Celsius Networkのネットワークは、イーサリアムブロックチェーンを利用してレンディングプロトコルを開発し、融資6億8000万ドル以上を管理している。メディアDecryptによると、約10万人のアクティブなウォレットの所有者に1700万ドル以上の利息を支払っているとのこと。

Celsius NetworkのCEOであるAlex Mashinsky(アレックス・マシンスキー)「当社の株式資金調達に参加する最初の機関として、Tether Internationalを加えられることを誇りに思います」とコメントしている。

編集部のコメント

Celsius Networkは2018年5月ICOで5000万ドル(約54億万円)相当の暗号資産(仮想通貨)を調達しました。多くの企業がICOを活用したあと、業績不振に陥っている状況がありますが、Celsius NetworkはDefiのレンディングプロトコルへと上手く転換しています。

現在ユーザー数は10万人ほどいるとのことです。 TetherにとってCelsius Networkへの投資が分散型金融(DeFi)に投資した初めてのケースとなります。そしてCelsius NetworkはTetherが取締役会に参加する初の企業になるとDecryptが伝えています。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済編集部)

(images:iStock/antoniokhr)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。 これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。