韓国カカオトークのクレイトンが暗号資産(仮想通貨)ウォレット「Klip」をローンチ

韓国カカオトークのクレイトンが暗号資産(仮想通貨)ウォレット「Klip」をローンチ

韓国Kakao Corp.のブロックチェーンプロジェクトであるKlaytn(クレイトン)が、独自の暗号資産(仮想通貨)ウォレット「Klip」のローンチを6月3日発表した。

Kakao Corp.はメッセージングアプリであるカカオトークを提供する韓国の大手インターネット企業。またKlaytnはKakaoのブロックチェーン関連会社であるGround Xによって開発されたグローバルなパブリックブロックチェーンプラットフォームだ。

リリースによると暗号資産ウォレット「Klip」はGround Xによって開発されており、韓国の人口の90%以上が使用するモバイルメッセージングアプリケーションであるカカオトーク上で機能をするとのこと。

「Klip」のユーザーはKlaytnベースのブロックチェーンアプリケーションから取得したデジタル資産を保管し転送ができるとのこと。

「Klip」のローンチ時点で、11銘柄のKlaytnベースの暗号通貨(KLAY、BOX、BPT、PIB、HINT、ATT、TEMCO、BNS、PXL、ISR、COSM)とNFT(NonFungible Tokens)がサポートされているとのことだ。

また「Klip」は、カカオトークのアカウント情報によって暗号資産の送受信が行われるため、多くのブロックチェーンウォレットのような複雑さはなく、さらに送金する場合には手数料が発生しないとのことだ。

今後Klipには数ヶ月のうちに機能追加される予定とのこと。また下半期にはKlaytnベースのブロックチェーンアプリケーションに直接接続され、「Klip」のネイティブモバイルアプリケーションが利用可能になるとのことだ。

(images:iStock/dalebor・Lukas-Kurka)

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。 これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【11/15話題】DMM CryptoのSeamoon Protocolが中止、FBIがポリマーケットCEO宅を捜索など(音声ニュース)

DMMのweb3事業「Seamoon Protocol」がプロジェクト中止、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサリアムに展開、FBIが「ポリマーケット」CEO宅を家宅捜索、携帯電話や電子機器を押収、英レボリュート、暗号資産取引プラットフォーム「Revolut X」をEU30カ国に拡大、テザー、幅広い資産のトークン化プラットフォーム「Hadron by Tether」提供開始、コインベースがユートピアラボ買収、「Coinbase Wallet」のオンチェーン決済機能拡充へ、イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ、イーサリアム研究者、コンセンサス層の再設計で「Beam Chain」提案

広告