Fireblocksが新たなデジタルアセット転送システムをローンチ
デジタルアセット転送プラットフォームを提供するFireblocksが新たにデジタルアセットの高速転送ネットワーク「Secure Asset Transfer Network」をローンチした。
Fireblocksはアドレス入力、デポジットのテスト、長い承認時間などのデジタルアセットの転送にまつわるストレスをなくし、より安全で効率的なデジタルアセットの転送の実現を目指す企業。同社はこれまでにも安全性と利便性を追求した転送システム「Secure Asset Transfer Environment」を提供していた。
これまでの転送システムでは送信者が受信者のウォレットアドレスを手入力する必要があったが、今回発表された「Secure Asset Transfer Network」は受信者にリクエストを送るだけで簡単に送信先を指定できるようになるとのこと。
Fireblocksによれば55以上の機関と26の暗号資産取引所がすでに「Secure Asset Transfer Network」を利用をしており、Binance, Coinbase Pro, Gemini, Krakenも利用をしているとのこと。
またFireblocksが提供するプラットフォームを介して今までに累計で300億ドル以上のデジタルアセットが転送されているとのことだ。
なおFireblocksはFidelity Digital Assets Serviceをはじめとする投資家から出資を受けており、これまでに1,600万ドルの資金調達を行っている。
(images:iStock /Bannosuke・RamCreativ)