double jump.tokyoがブロックチェーンゲーム市場拡大のためのゲーム間送集客ネットワーク「MCH+ADX」を開始

double jump.tokyoがブロックチェーンゲーム市場拡大のためのゲーム間送集客ネットワーク「MCH+ADX」を開始

ブロックチェーンゲーム事業開発会社double jump.tokyo株式会社がMCH+パートナー向けのゲーム間送集客ネットワーク「MCH+ADX(エムシーエイチ プラス アドエックス)」を6月1日より開始したことを6月3日発表した。

double jump.tokyo株式会社は、ブロックチェーンゲーム「MyCryptoHeroes(マイクリプトヒーローズ)」や「BRAVE FRONTIER HEROES(ブレイブフロンティアヒーローズ)」を開発運営する企業で、「My Crypto Heroes」で開発したシステムやノウハウをフレームワーク化した4つの支援プログラム(開発支援・エコシステム構築支援・ファイナンス支援・人材育成支援)MCH+の提供も行っている。

今回発表された「MCH+ADX」はブロックチェーンゲーム市場をより拡大していくことを目的とし、新規ユーザーを獲得したゲームに対し、他ゲームが収益を一部還元する仕組みを実現したとのこと。

この仕組み実現の背景としてブロックチェーンゲーム業界における課題があるとのこと。業界ではゲーム事業者が徐々に増加している一方で新規ユーザー獲得のコストは高く、ブロックチェーンゲーム事業者が増えてもこのままでは既存ユーザーのパイの奪い合いになってしまうとのことだ。

この課題に対し「MCH+ADX」による収益の一部還元の仕組みを利用し、自ゲーム以外の収益ポイントが増えることで、新規ユーザー獲得ROI(Return On Investment:投資収益率)を高め、積極的プロモーションが実施しやすい環境を提供することができるとのことだ。

「MCH+ADX」で提供される機能として、「MCH+ADX」パートナー間で他のゲーム事業者が新規ユーザーを開拓し、その後その対象ユーザーが他パートナーゲームで課金した際に収益の一部をゲーム事業者へ還元する「ベースリファラル機能」と、「MCH+ADX」パートナー企業がゲーム間で積極的な送客するためにコラボキャンペーンを実施し、そのコラボキャンペーンを実施した際に発生した収益を分配する「プロモリファラル機能」がある。

なお「プロモリファラル機能」では、キャンペーン参加ユーザーがイーサリアムアドレスに記録され、即時もしくはキャンペーン後に対象ユーザーからの収益の一部を送客元へ還元されるとのことだ。

編集部のコメント

今回のリリースで、株式会社アクセルマークの運営するブロックチェーンゲームContract Servant(コントラクトサーヴァント)が「MCH+」パートナーに参画したことも発表されました。

これで日本を代表する国産ブロックチェーンゲームである「BRAVE FRONTIER HEROES」「MyCryptoHeroes」「CryptoSpells(クリプトスペルズ)」「Contract Servant」が「MCH+」パートナーになる形です。

また先日Contract Servantは、同じく「MCH+」パートナーであるCryptoSpells(クリプトスペルズ)と6月2日より初のコラボキャンペーンを実施しています。ブロックチェーンゲーム業界が盛り上げるためのこういったコラボキャンペーンなどの取り組みや、今回発表された「MCH+ADX」のブロックチェーンゲーム企業だからこそできるシステムを使った業界活性化の取り組みは非常に良いものだと思います。

今後もどのようなブロックチェーンゲーム企業ならではの取り組みが行われるか期待をしています。

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

(images:iStock /bagotaj)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。 これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。