投資支援プラットフォームを運営するクリプタクトがコミュニティ型投資SNS「アイデアブック」をリリース
株式会社クリプタクトが、コミュニティ型総合投資SNS「アイデアブック」をリリースした。
「アイデアブック」は、投資にまつわる投稿や交流ができる、投資に特化したSNS。
「アイデアブック」では、株式、為替(FX)投資信託、仮想通貨など様々な金融商品(約4,000種類)についての投資アイデアを投稿することができる。それぞれの投資アイデアには、閲覧数「いいね」数などが表示され、気になったアイデアをブックマークしたり、ユーザーをフォローすることで、その後のパフォーマンスを確認することもできるとのこと。そして一度投稿したアイデアは修正や削除ができないため、個々の投資実績が蓄積されていくとのことだ。
あたらしい経済編集部は株式会社クリプタクト代表取締役 斎藤 岳氏へ「多くの人にとってお金は非常に重要なものですが、なぜこれまで投資型SNSは存在しなかったと考えられますか?2.2020年末までの目標はなんでしょうか?」と質問を投げかけた。
1.なぜこれまで投資型SNSは存在しなかったと考えられますか?
既存の投資に関するサービスの設計思想の根本には、「金融商品を販売する側」の発想が色濃く出たものが中心であると考えています。 つまり例えば株であれば、個別株銘柄(という商品)について意見交換する場は数多くあります。
しかし投資をする側、つまりはユーザーの発想でいうと、商品そのものの議論よりも、まずどういったアイデアに基づいて投資をするのか、どういう切り口でそういった商品を売買するのか、そういった説明が必要なこととなります。 特定の銘柄の株をよく知っていない限り、こういった株銘柄単位での意見交換というのは個人にはハードルが高いことと思います。
また実際に投資をする際も、特定の銘柄ありきで入るのではなく、これから世の中がどうなっていくか予測し、銘柄選定、というのが自然の流れです。
投資家が投資を検討する際に必要な「どういった社会/経済を予測するか」という入口の視点から入ったサービスは、おそらく初めてのものだと思います。
なぜ「投資する側の視点」が欠如していたかというのは色々な理由があると思いますが、弊社のマネジメントはヘッジファンドで運用を10年以上おこなっていましたが、そういったプロとしての経験のある人間が、ここの市場参入していない、というのが一つだと思います。 プロとしての経験やそこから個人投資家になった人間だからこそ思いついたサービス設計だったと考えています。
2.2020年末までの目標はなんでしょうか?
6月1日にリリースしたプロダクトは必要最低限の機能を備えたものになります。 ここから皆さんに使ってもらう中で「こういった機能があった方がいい。ここが使いにくい。」など、フィードバックをいただき、実装させることにより、より需要にマッチした、理想とするサービスにしていきたいと思っています。
2020年年末までの目標としては、もちろん完成/ゴールは常にないのですが、サービスとしてこういった声の大部分に応えた、及第点のあるものに仕上げていくことを目指しています。 そして、来年以降はプラットフォームとして、サービス利用者の拡大に大きくまい進していきたいと考えています。
具体的な数値の目標でなく恐縮ですが、フィードバックいただければ順次反映させていきますので、お使いいただきぜひ忌憚のないご意見いただければと存じます。
編集部のコメント
対象となる金融商品は、株式は東京証券取引所に上場する東証1部2部、マザーズ、REIT、ETF等約3,700銘柄に加え、名古屋、札幌、福岡証券取引所に上場する株式、為替は米ドル、ユーロなど12の外国通貨が対象で、全て円建て、そして仮想通貨は時価総額上位の99コインが対象となるとのことです。
コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)
(images:AliseFox–)