スマートアプリがブロックチェーン事業者向けプラットフォームサービス「GO BASE」をリリース

スマートアプリがブロックチェーン事業者向けプラットフォームサービス「GO BASE」をリリース

株式会社スマートアプリが、ブロックチェーン事業者向けプラットフォームサービス「GO BASE(ゴーベース)」をリリースをしたことを5月25日発表した。

スマートアプリ社はスマートフォン向けのブロックチェーンプラットフォーム事業を展開する企業で、イーサリアム特化のウォレットアプリ「GO! WALLET」などを提供している。

今回発表された「GO BASE」は、ブロックチェーンコンテンツ事業者に対し「GO! WALLET」の機能を全てオープン化することで、ブロックチェーンコンテンツの開発を効率化し、既存のブラウザゲーム、スマホゲームなども、容易にブロックチェーン対応ができるようにサポートするとのこと。

また「GO BASE」はブロックチェーンコンテンツ市場で課題となっている新規ユーザー獲得において、仮想通貨取引所の口座を持たなくてもブロックチェーンサービスが利用できる独自の機能を提供し、市場拡大を担っていくとのことだ。

「GO BASE」で提供されるのは、「NFT・コンテンツ専用通貨などの日本円・米ドルでの販売機能」「インセンティブポイント発行機能」「スマートフォン用イーサリアム決済機能」「統計データ提供」など計6つの機能となっている。

「NFT・コンテンツ専用通貨などの日本円・米ドルでの販売機能」では、取引所からイーサリアムを購入/送金しないと利用できないサービスに対し同機能に対応させることで、利用者の幅を広げることが可能になる。また決済のキャッシュバックなどで付与されるインセンティブポイントの発行機能を開発コンテンツに対応させることで、ユーザーは一定数貯めたインセンティブポイントをイーサリアムと交換ができ、それにより継続率や利用者拡大に向けた様々な施策を打つことができるとのこと。

なお「GO BASE」導入に必要な技術資料が専用サイトにて掲載されている。同資料は日本語・英語・簡体中国語・韓国語の4カ国語に対応しているとのことだ。

今後スマートアプリ社はGO BASEに「NFT発行及びマーケットプレイス機能」「Bitcoinウォレット及び、インセンティブポイントのBitcoin交換機能」「Android Java、Swift、UnityによるSDKの提供機能」などの機能を順次追加提供していく予定とのことだ。

編集部のコメント

スマートアプリ社が提供する「GO!WALLET」は、ERC20 ERC721トークンを標準サポートしているため、マイクリ(My Crypto Heroes)などの人気ブロックチェーンゲームや、 BancorなどのDEXがそのまま利用することが出来るアプリとのことです。

現在では国内・海外で50以上のブロックチェーンサービスと連携しているとのことです。またスマートアプリ社はMyCryptoHeroes専用アプリ「GO!マイクリ」やブレイブ フロンティア ヒーローズ専用アプリ「GO!ブレヒロ」も提供をしています。

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

(images:antoniokhr)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。 これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

広告

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している