ニューヨーク州金融サービス局がEris Clearingのビットライセンス申請を承認
ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)が米仮想通貨(暗号資産)取引所ErisX(エリスエックス)の決済部門であるEris Clearing(エリスクリアリング)に対し、ビットライセンスと資金移動業ライセンスの申請を承認したことを5月6日に発表した。
ビットライセンス(BitLicense)はNYDFSが制定したニューヨーク州在住者に対して仮想通貨交換業等を行うために必要なライセンス。
ErisXは米国に拠点を置く機関投資家向けの取引所。Nasdaq VenturesやConsensys、マネックスグループの米子会社であるTradeStationなどから出資を受けている。
今回同取引所は、同ライセンスを取得したことにより米国ニューヨーク州にて暗号資産(仮想通貨)の現物取引サービスの提供が可能となった。
なおNYDFSは2015年以降ErisXを含めた25の事業体を仮想通貨事業者として認めている。
編集部のコメント
ニューヨーク州金融サービス局は米国ニューヨーク州政府の金融サービスと製品の規制を行う部門です。
ここ最近でNYDFSが仮想通貨企業と関連した出来事として、3月に同局が承認した仮想通貨企業に対して、詳細なコロナウイルス対応計画を提出するよう要求しています。
同局はハッカーがウイルスの流行につけ込み、ハッキングを行う可能性を懸念し、より堅固なセキュリティ対策を実行することを検討するよう企業に要請をしています。
コメント:大津賀新也(あたらしい経済)
(images:Elen11,dalebor)