GUILD統括の岡崇氏がIOST財団の教育助成プログラムの第一号として選出され、チューリッヒ大学のブロックチェーンプログラムへ参加

GUILD統括の岡崇氏がIOST財団の教育助成プログラムの第一号として選出され、チューリッヒ大学のブロックチェーンプログラムへ参加

IOST財団が、GUILDプロジェクト統括および株式会社PHI創業者である岡崇氏をチューリッヒ大学ブロックチェーンセンター開催のプログラム参加に選出したことを、4月24日プレスリリースにて発表した。

同プログラム「Deep Dive into Blockchain」は、ブロックチェーン技術によるイノベーションについて専門家による講演やグループディスカッションを通じて学術的な観点から理解を深めていくことを目的としているとのこと。

3月にIOST財団は、チューリッヒ大学ブロックチェーンセンターと研究と教育に関する基本合意書(MOU)を締結し、同プログラムに参加する学生を助成することを約束していた。岡崇氏は今回その助成の第一号として選出がされたとのことだ。

同氏は「ブロックチェーンの聖地スイスで仲間達とプロジェクトを進めれることを心から嬉しく思います。僕たちは、まだ何も成し遂げていません。ただ、少しずつですが、日進月歩、自分達の描く世界に向けて皆で足並みを揃えながら、着実に前進していることを実感しています。今回のサマースクールをきっかけに、共に歩む仲間達を世界中に広げ、プロジェクトの普及を加速させていければと思います。」とプレスリリースにてコメントしている。

同プログラムの開催日程は2020年7月5日〜24日を予定している。プログラム概要にて5月10日まで申し込みを受け付けている。

編集部のコメント

岡崇氏は、ブロックチェーン等の最先端技術を活用した次世代型組織DAOのインフラ開発と啓蒙を進めるGUILDプロジェクトをグローバルに向けて展開する人物です。同氏は2019年にブロックチェーン関連のサービス開発を行う株式会社PHIを設立し、同年にGUILDプロジェクトを自立分散的な組織として世の中に広めるために立ち上げています。

GUILDは自律分散型の組織をオンライン上で運営するためのプラットフォームを提供するプロジェクトです。地理的要因をなくし、専門性を持つリモートワーカーが、プロジェクトベースでチームまたは組織を形成して、自由なインセンティブモデルを設計できる、オープンガバナンス・プロトコルを目指しています。同プロジェクトは国内インキュベーターからシードラウンド2,500万円を調達しています。

岡氏が立ち上げた株式会社PHIは現在GUILDプロジェクトの開発に取り組んでおり、今年に入って、スイスのクリプトバレーでのイベント登壇や州政府訪問など、欧州での事業展開を視野にスイスへの進出を積極的に行っている印象です。

コメント:小俣淳平(あたらしい経済)

(images:Pavel_R)

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あたらしい経済 編集部

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