OKX、マネロン規制違反でマルタ当局から約1.7億円の罰金処分

OKXがマルタ当局から約1.7億円の罰金処分

大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所OKX(オーケーエックス)の欧州部門OKXヨーロッパ(OKX Europe)が、マルタ共和国の金融情報分析ユニット(FIAU)より、同国のマネーロンダリングおよびテロ資金供与防止規則(PMLFTR)に違反したとして105万4,269ユーロ(約1.7億円)の行政罰金を科された。OKXが同社ブログにて4月6日に報告した。

OKXへの罰金は、2023年4月にFIAUが実施したコンプライアンスレビューが発端となったもの。2023年4月以前のPMLFTRに関する複数の違反がFIAUより指摘された。これについてOKXは改善を実施。この対応についてFIAUは評価するものの、「OKXには過去に重大かつ組織的な不備があったことを無視できなかった」とし、制裁措置として罰金の支払いを命じている。

OKXは今年2月、関連会社による米国のマネーロンダリング防止法違反を認め、罰金約5億500万ドルの支払いに同意していた。

参考:FIAUOKX
画像:iStocks/b14ckminus

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。