アスター(ASTR)がイーサリアムに対応開始、Astar EVMからのクロスチェーン対応も

ASTRがEthereumで取引可能に

アスターネットワーク(Astar Network)の独自トークンである「アスター(ASTR)」が、イーサリアム(Ethereum)上で取引可能になった。4月7日にアスターネットワークの公式Xアカウントより発表された。

今回の対応は、チェーンリンク(Chainlink)が提供するデータフィードおよびクロスチェーン相互運用プロトコル「CCIP(Cross-Chain Interoperability Protocol)」の活用で実現したという。「ASTR」は、イーサリアム上の大手DEX(分散型取引所)ユニスワップ(Uniswap)にて取引可能となっている。

この展開により、アスターEVM(Astar EVM)からイーサリアムへのクロスチェーン転送がシームレスに行えるようになった他、DeFi(分散型金融)エコシステムにおける「ASTR」の流動性とアクセス性も大きく向上したという。なおアスターEVMは、アスターネットワークのEVM(イーサリアムバーチャルマシン)対応したネットワーク。EVMではなく、WASM(WebAssembly)に対応したネイティブ版のネットワークも存在する。

また「CCIP」は、パブリックブロックチェーンおよびプライベートブロックチェーン間でのアプリケーションの接続を可能にするよう設計されたクロスチェーン相互運用プロトコルで、2024年4月に正式リリースされた。

開発者は、任意メッセージングを使用して「CCIP」上に独自のクロスチェーンソリューションを構築できるほか、「CCIP」が提供するシンプルなトークン転送機能により、監査済みのトークンプールコントラクトを通じて追加コードなしでチェーン間のトークン移動を迅速に開始できるとのことだ。

画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。