メタプラネット、2日連続でビットコイン追加取得を報告、総保有数4,206BTCに

メタプラネットが160BTC追加取得

ビットコイン(BTC)の購入を積極的に進めている東証スタンダード上場企業メタプラネットが、新たなビットコイン追加購入の実施を4月2日に発表した。

今回メタプラネットが追加購入したのは19億9,800万円相当のビットコイン。購入枚数は160BTCで、1BTCあたりの平均購入価格は1,248万9,609円とのこと。

これにより同社のビットコイン総保有数は、4,206BTCとなった。なおこの総数の購入価格は543億6,600万円で、1BTCあたりの平均購入価格は1,292万5,927円となっている。

なお同社が前回ビットコイン追加取得を報告したのは、今回の発表前日の4月1日。その際はメタプラネットが実行した、キャッシュ担保付きのビットコイン・プットオプション売り取引での期日行使を通じて行われた。

ちなみに昨日報告された総保有数の平均購入価格は、1,294万3,181円だった。記事執筆時点のビットコイン価格は、1,270万7,954円だ(4/2 12:15 コインマーケットキャップ調べ)。

また今回の発表でメタプラネットは、同社の連結会計年度第1四半期である2025年1月1日から2025年3月31日までの「BTCイールド」が95.6%になったことを報告している。

その他「BTCゲイン」は159、「BTC円ゲイン」は20億400万円となっている。

「BTCイールド」は、同社のビットコイン保有総額と完全希薄化発行済普通株式数の比率が比較対象期からどのように増減したかを変化率で表すKPI(重要業績評価指標)。「BTCゲイン」は、新株が発行されなかったと仮定した場合のビットコイン総保有高の増加を表すKPI。そして「BTC円ゲイン」は、該当期間の最終日のビットコインの市場価格を乗じて算出される「BTCゲイン」の円換算額を表すKPIだ。

メタプラネットは1月28日、2025年末までに1万BTC、2026年末までに2万1,000BTCを蓄積する戦略を企図するビットコイン計画を発表していた。また同社はビットコイン集積にあたり、新株予約権により2,100万株の新規株式を発行し、アジアでも最大規模となる約1,166億5,000万円のビットコイン購入にむけて資金調達を行うとも伝えていた。 

参考:メタプラネット
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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