オープンシー、web3ゲーム特化「ローニンネットワーク」に対応開始

OpenSeaがRonin Networkに対応

NFTマーケットプレイス「オープンシー(OpenSea)」が、web3ゲーム特化のイーサリアム(Ethereum)サイドチェーン「ローニンネットワーク(Ronin Network)」に対応したと3月26日に発表した。

これにより「オープンシー」ユーザーは、「ローニンネットワーク」上のNFTを取引・出品できるようになったほか、同チェーン上で新たなNFTコレクションをローンチすることも可能となった。これらの機能を利用するには、ローニンウォレット(Ronin Wallet)と、ガス代として必要となる独自トークンRONが必要となる。

また「オープンシー」では、取引手数料の一部をプラットフォーム維持費として徴収しているが、今回の対応に伴い、「ローニンネットワーク」上で発生した取引手数料の8%が、同チェーンの財務管理機関(トレジャリー)に還元されるという。

さらに今回の対応開始を記念して、「ジン(Jin)」と「ロンケ(Ronke)」と呼ばれる2種類の記念NFTを、「オープンシー」上で無料発行(ミント)できるキャンペーンが実施されている。なお、これらのNFTは第三者への譲渡・販売ができないソウルバウンドトークン(SBT)として発行されている。

「ローニンネットワーク」は元々、人気ブロックチェーンゲーム「アクシーインフィニティ(Axie Infinity)」の専用サイドチェーンとして開発された。同チェーンの開発元は、同ゲームと同じ開発元であるスカイメイビス(Sky Mavis)が主導している。

現在「ローニンネットワーク」上では「アクシーインフィニティ」に加え、ポリゴン(Polygon)から移行してきた「ピクセルズ(Pixels)」などのブロックチェーンゲームも稼働している。

参考:ローニンネットワーク
画像:iStock/Mertsaloff

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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