カナリー、「Pudgy Penguins」のPENGUとNFTの現物ETFを米SECに申請

CanaryがCANARY PENGU ETFを米SECに申請

暗号資産(仮想通貨)投資企業カナリー(Canary)が、NFTプロジェクト「パジーペンギンズ(Pudgy Penguins)」の暗号資産ペンギュー(PENGU)およびNFTの現物に投資するETF(上場投資信託)に関する、登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」を米証券取引委員会(SEC)へ3月20日に提出した。

PENGUおよび「パジーペンギンズ」のNFTに特化したETFの申請は、世界初の事例となる。

PENGUは、ペンギンをテーマにしたNFTプロジェクト「パジーペンギンズ」のキャラクターとつながる機会を提供するためのトークンである。同プロジェクトでは、イーサリアム(Ethereum)上で発行された全8,888点のユニークなNFTデジタルアートコレクションを展開している。

提出書類によると、カナリーが申請した現物ETFの名称は「CANARY PENGU ETF」。現時点では、ティッカーシンボルおよび上場予定の取引所は未定となっている。

なお同ETFは、PENGUやNFTの売買・移転に必要または関連する目的で、暗号資産ソラナ(SOL)やイーサ(ETH)といった他の暗号資産も保有する予定とされている。

また「Canary PENGU ETF」の信託受託者には、米デラウェア州を拠点とするサービスプロバイダーであるCSCデラウェアトラスト(CSC Delaware Trust Company)が指定されている。なお同ETFの証券代行(トランスファーエージェント)、保管機関(カストディアン)、および現金管理者(Cash Custodian)については、現時点では未定となっている。

なお今回SECに提出された「S-1申請書」は、ETF承認のための第1ステップの届出書となる。次の段階は「19b-4申請書(Form 19b-4)」提出となり、SECが同書類を受理次第、今後の審査を経て「S-1申請書」の最終承認または却下が決定される。

またカナリーは今月17日に、こちらも同じく世界初となる、暗号資産スイ(SUI)の現物ETF「CANARY SUI ETF」に関する登録届出書「S-1申請書」をSECへ提出している。

参考:カナリー
画像:iStock/olegback・Who_I_am

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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