北朝鮮、国家で3番目のビットコイン保有量に、Bybitハッキング後13,518BTCに

北朝鮮のビットコイン保有量が国家第3位に

北朝鮮のハッカー集団、ラザルスグループ(Lazarus Group)が保有するビットコイン(BTC)の数量が13,518BTCとなった。このことは、オンチェーン情報の追跡プラットフォーム「アーカム(Arkham)」にて確認できる(2025.3.17 20:30時点)。なおこのビットコインの数量は、11億3,000万ドル(約1,678億円)相当となる。

なお北朝鮮のビットコイン保有量は、エルサルバドルの6,117BTC、ブータンの10,635BTCを上回り、米国の198,109BTC、英国の61,245BTCに次いで、国家としては世界第3位となる。

ラザルスグループは2月21日、海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイビット(Bybit)へハッキングを行い、同取引所が管理するコールドウォレットからイーサリアム(ETH)などの暗号資産を不正流出させ、それらをBTCへ変換していた。

ちなみに「アーカム」のデータによるとラザルスグループのウォレットには、ビットコインの他イーサリアムやBNBなど多くの暗号資産が保有されているが、全体の米ドル換算額は11億6,138万0,708.30ドルとなっており、その大半がビットコインの評価額となっている。

参考:アーカム
画像:iStocks/majivecka・antoniokhr

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。