IOST財団がIOST BaaSの開発発表、導入サポートをエバーシステムが開始
パブリック・ブロックチェーン・プラットフォームを提供するIOST財団が、エンタープライズ向けにブロックチェーン・クラウドベース・インフラであるBlockchain-as-a-Service(BaaS)「IOST BaaS」を設計したことを3月23日プレスリリースにて発表。
またエバーシステム株式会社が、「IOST BaaS」の導入サポートを開始したことを同日にプレスリリースにて発表した。
BaaSは、企業がクラウドベースのサービスを使用して、ブロックチェーンアプリケーションを使用 / 機能 / 管理ができるようにする、開発プロセスを容易にするブロックチェーンプラットフォーム。
IOST BaaSは、Hyperledger Fabricが基盤に利用されているとのことで、ブロックチェーンの6つの基盤となるコアテクノロジーである、マルチクラウドサポート、マルチチェーンサポート、権限管理、スマートコントラクト、プライバシー保護、コンセンサスメカニズムに基づいているとのこと。
編集部のコメント
エバーシステム株式会社は、イーサリアムプラットフォームでのオリジナルブロックチェーンゲームの開発からHyperledger Fabric、 IOSTブロックチェーンプラットフォームでの開発実績を持つ企業です。同社は、長野県富士見町での電力取引(ブロックチェーン)の実証実験に、IOSTと共に参加しています。
BaaSはクラウドベースで提供されているという経緯から、主にこれまでクラウドサービスの提供を行ってきた企業が自社のクラウドサービスの一環として提供しています。主なプロジェクトとして、Amazonが提供するAWS利用のAmazon Managed Blockchain、Microsoftが提供するAzure利用のAzure Blockchain Serviceがあります。Amazon Managed Blockchainでは、Hyperledger Fabric、Ethereumをサポートしており、Azure Blockchain Serviceでは、Hyperledger Fabric、Corda、Quorum、Ethereumをサポートしています。
コメント:大津賀 新也(あたらしい経済)
(images:LuckyStep48)