トークン発行支援のBOBG、スイ財団と提携

BOBGがスイ財団と提携

BOBG(ボブジー)が、スイ財団(Sui Foundation)とのパートナーシップ締結を1月27日発表した。

BOBGは、国内ブロックチェーン事業者に対して、トークンの発行・運用・管理から暗号資産(仮想通貨)上場までを一気通貫で行うシンガポール拠点の企業。スイ財団は、レイヤー1ブロックチェーン「スイ(Sui)」の開発支援を行う非営利団体だ。

今回の提携によりBOBGは、自社のトークン発行対応ネットワークに「スイ」を追加し、同チェーンで開発・運営されるブロックチェーンプロジェクトのトークン発行を支援するとのこと。

なおこの提携の第一弾のプロジェクトとしてBOBGは、国内モバイルオンラインゲームの企画・開発・運営等を行うgumi(グミ)が主体となって推進するOSHI活構想「OSHI3」プロジェクトの基盤となる暗号資産「Oshi Token(OSHI)」を「スイ」上で発行したとのことだ。

なお「OSHI」は国内暗号資産取引所において、現在はビットポイントに上場している。

BOBGでは「OSHI」の他、ブロックチェーンゲーム「Eternal Crypt – Wizardry BC -」のゲーム内通貨「Blood Crystal(BC)」や、Snap to Earnブロックチェーンゲーム「SNPIT」の独自トークン「SNPIT Token(SNPIT)」の発行も行っている。

gumiは昨年8月、スイ財団と「OSHI3」における新作コンテンツ「ブレイブフロンティアバーサス」を共同開発することを発表していた。

これに伴い、「OSHI3」プロジェクトの暗号資産「OSHI」の一部が、Polygon(ポリゴン)からSuiのチェーンに移行されていた。

「OSHI3」プロジェクトは、世界で191兆円の規模を有するといわれるコンテンツ市場において、ブロックチェーン技術を使った新しい「推し(OSHI)活」を展開し、グローバルなOSHIの経済圏を作ることを目指しているという。

そして「OSHI」は、ユーティリティ(用途)を複数コンテンツに持たせることにより、トークン価値の長期持続性を持たせることを企図した設計となっているとのことだ。

参考:BOBG
画像:iStocks/Olena-Lishchyshyna・Lidiia-Moor

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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