OKX、EUの「MiCAライセンス」事前認可を取得

OKXがMiCAライセンスの事前認可を取得

大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所OKX(オーケーエックス)が、EU(欧州連合)の「暗号資産市場規制法(MiCA)」ライセンスの事前認可を取得したと1月23日に発表した。

これにより、今後OKXは完全なMiCAライセンスを取得次第、マルタを拠点とする欧州経済地域(EEA)のハブを通じて、EEA加盟30カ国全域で暗号資産関連サービスを提供可能になるとのこと。

提供予定のサービスには、240以上の暗号資産、260以上の取引ペア、さらに60以上のユーロ建て取引ペアが含まれているという。

なお「MiCA」ライセンスが提供する「パスポート制度」により、事業者はEU加盟国のいずれか1カ国でライセンスを取得するだけで、追加の認可手続きなしに、他のEU加盟国およびEEA加盟国でもサービスを展開できるとのことだ。

なお「MiCA」は、昨年12月30日にEU全域で全面施行された暗号資産の規制枠組みである。ちなみに、暗号資産取引所クリプトドットコム(Crypto.com)も「MiCA」ライセンスの原則承認を取得したと今月17日に発表した。

参考:OKX
画像:画像:iStock/b14ckminus

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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