コインベースCEO、自社の暗号資産上場プロセスを再考

新たなトークンの増加受けて

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)の最高経営責任者(CEO)ブライアン・アームストロング(Brian Armstrong)氏が、同社の暗号資産上場プロセスを見直すことを1月24日の自身のXの投稿にて提案した。

アームストロング氏は新しいトークンの指数関数的な増加がもたらす課題について指摘した。

「今では毎週約100万ものトークンが作成されており、その数は増加しているため、コインベースの上場プロセスを再考する必要がある」と述べた。

アームストロング氏は、各トークンを一つ一つ評価することはもはや現実的ではないとし、規制当局に対しても、より実現可能なアプローチを採用するよう提案した。

「許可リストからブロックリストに移行し、顧客レビューやオンチェーンデータの自動スキャン機能を活用して、ユーザーが選別できるようにする必要がある」とアームストロング氏は述べている。

コインベースの現在のリストプロセスは、初期レビュー、デューデリジェンス、規制コンプライアンスチェックなど、複数の手順を踏む必要がある。

また、アームストロング氏は、コインベースが分散型取引所(DEX)との統合を深めていくことも明かした。

このコインベースの動きにより、ユーザーは『取引がDEXまたはCEX(中央集権型取引所)で行われているかどうかを気にする必要がなくなる』とアームストロング氏は述べている。

参考:コインベース
画像:Reuters

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