ムーンペイ、決済プラットフォーム「ヘリオ」を1億7,500万ドルで買収

MoonPayがHelioを約276億円で買収

暗号資産(仮想通貨)決済プロバイダー「ムーンペイ(MoonPay)」が、決済プラットフォーム提供の「ヘリオ(Helio)」を1億7,500万ドル(約276億円)で買収した。米ニュースメディア「フォックスビジネス(Fox Business)」が1月13日に報じた。

報道によると、今回の買収は「ムーンペイ」にとって過去最大規模のものであり、昨年12月23日に「フォックスビジネス」が報じた買収額の見積もり約1億5,000万ドル(約225億円)を上回ったことになる。

また「ヘリオ」の公式ブログによると、「ヘリオ」の全チームは「ムーンペイ」の従業員および株主として参加することになるという。

「ヘリオ」は、コンテンツクリエイターやeコマース事業者向けに、暗号資産での支払いを可能にするセルフサービス型の決済プラットフォームを提供している。今回の買収により「ヘリオ」に統合されたディスコード(Discord)やショッピファイ(Shopify)などで、暗号資産取引が可能になる見込みだ。

ちなみに「ヘリオ」のサービスは、コインベースコマース(Coinbase Commerce)の代替として位置づけられており、ホワイトラベル型ソリューションとして提供されている。ホワイトラベル型ソリューションとは、企業が開発した製品やサービスを、他社が自社ブランドとして提供できる仕組みである。

なおホワイトラベル型ソリューションの一例として、ショッピファイに統合されたソラナラボ(Solana Labs)提供の「ソラナペイ(Solana Pay)」や、取引プラットフォーム「DEXスクリーナー(DEX Screener)」の取引インフラストラクチャが含まれているとのことだ。

参考:フォックスビジネスヘリオ
画像:iStock/Максим-Ивасюк・ntriceight

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。