ツクルバとフィンテックアセットマネジメント協業の不動産ファンドの運用自動化検討にLayerXが参画
中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」を提供する株式会社ツクルバが、フィンテックアセットマネジメント株式会社(FAM)が組成・運営する不動産ファンド「Re-Innovation Fund 1号」に出資したことを3月13日プレスリリースにて発表した。
さらにツクルバは同ファンドに対し、物件取得からリノベーションのプロデュース、物件売却までをサポートをすることで、最適な物件を市場により多く供給できる仕組みの実現に向けた協業を開始する。
同協業には、株式会社LayerXが同ファンド運用自動化のトライアルに向けた共同研究のために参加するとのことだ。
「Re-Innovation Fund 1号」は、都心の好立地エリアの中古マンションをターゲットに、リノベーションによって物件の価値を向上させ、実際にそこに住む人に販売することで利回りを出す戦略を取る不動産ファンド。
ツクルバは、cowcamoで蓄積したユーザーが好む物件のデータを活用し、同ファンドは物件の取得を行う。取得した物件は、同じくcowcamoのデータを活用し、リノベーション企画を行い、ユーザーの求める最適な内装に仕上げるとのことだ。またリノベーションされた物件はcowcamo上でも販売される。
LayerXは技術を活用した同ファンドの運用業務を自動化をすることで、コスト削減・効率化による利回り向上の可能性の検討を行う。
編集部のコメント
同プレスリリースには、LayerXがブロックチェーンを利用するなど技術についての詳細に関する記載はありませんでした。同社が今後どのような形で不動産ファンドの自動化をしていくのかその動向が気になります。
コメント:大津賀 新也(あたらしい経済)
(images:nisaul-khoiriyah)