トランプ一族のDeFiプロジェクトがDeFi「エセナ」開発会社と提携。「ENA」追加購入も

エセナ・ラボと提携

次期米大統領ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏とその家族が関わる暗号資産(仮想通貨)プロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial:WLF)」が、DeFi(分散型金融)プラットフォーム「エセナ(Ethena)」開発のエセナ・ラボ(Ethena Labs)と提携すると12月19日に発表した。

同提携では、WLFのAaveインスタンスに、「エセナ」のネイティブリワードトークンである「sUSDe」をコア担保資産として追加する提案がなされている。

これが承認されればWLFのユーザーは、「sUSDe」および「WLF」の独自トークン「WLFI」で報酬を得られるという。

またメディア「ザ・ブロック(The Block)」によれば、もしこの承認が成されなかった場合も「WLF」と「エセナ」は引き続き協力機会を模索していくとのことだ。

エセナでは、ステークされたイーサリアム(ETH)とスワップマージンを使用して利回りを生成する貯蓄債券とデリバティブを担保とするイーサリアムベースのステーブルコイン「USDe」を開発している。

なお「USDe」は、オンチェーンでのカストディと決済を行っている。同ステーブルコインは、ユーザーが提供する担保を利用し、パーペチュアルスワップを使ってイーサリアムをショートし、価格エクスポージャーをヘッジすることで、米ドルとのペッグを維持している。

またオンチェーン追跡プラットフォームのアーカム(ARKHAM)によれば、「WLF」は12月19日にインテントベースの取引プロトコル「カウ・プロトコル(Cow Protocol)」を通じて250,000 USDCで231,726 ENAを追加購入している。「WLF」は12月16日にも「カウ・プロトコル」を通じて500,013 USDCで509,955 ENAを購入していた。「WLF」は記事執筆時点(2024年12月19日13:43)で、合計741,687 ENAを保有している。

参考:アーカム
画像:iStocks/Ket4up

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あたらしい経済 編集部

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