グレースケール、暗号資産「LDO」と「OP」の投資信託2銘柄を提供開始

グレースケールがLDOとOPの投資信託を提供開始

暗号資産(仮想通貨)運用会社のグレースケール・インベストメンツ(Grayscale Investments)が、暗号資産ライドダオ:Lido DAO(LDO)およびオプティミズム:Optimism(OP)の投資信託2銘柄の提供開始を12月12日発表した。

LDOは、イーサリアム(Ethereum)最大のリキッドステーキングプロトコル「ライド(Lido)」のガバナンストークンだ。またOPは、イーサリアムレイヤー2ネットワーク「OPメインネット(OP Mainnet)」のガバナンストークンだ。

今回グレースケールが提供開始したのは、LDOに投資する「Grayscale Lido DAO Trust」とOPに投資する「Grayscale Optimism Trust」だ。

「Grayscale Lido DAO Trust」は、12月12日時点の1株当たりの純資産価値(NAV)が12.75ドル。「Grayscale Optimism Trust」のNAVは11.34ドルだ。

発表によると両銘柄は、適格投資家および認定機関投資家向けに提供される。資格の無い個人投資家は販売対象外だ。なお適格投資家は個人だと年間20万ドル以上の収入、もしくは配偶者またはその同等の者を有している場合は年間30万ドル以上、もしくは100万ドル以上の純資産保有等が条件となる。また事業体としては500万ドル以上の流動資産か、実質の事業所有者の全員が適格投資家である必要があるとのこと。

グレースケールでは、単一の暗号資産に投資する信託を今回の「Grayscale Lido DAO Trust」と「Grayscale Optimism Trust」を含め、合計で22銘柄取り扱っている。直近では10月にDeFi(分散型金融)レンディングプラットフォーム「Aave(アーベ)」のネイティブトークン「AAVE」に投資する「Grayscale Aave Trust」が提供開始されている。

また同社は、その他にもDeFi(分散型金融)や分散型AIの複数銘柄に投資するバスケット型の製品も取り扱っている。

なおグレイスケールは、米国でも提供されているビットコインとイーサリアムの現物ETF(上場投資信託)、およびそれらの低額版のETF4銘柄も提供している。

参考:グレースケール
画像:iStocks/dalebor

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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