ぷらっとホームとINTMAX、Web3におけるRWAに「INTMAX Wallet」活用

ぷらっとホームとINTMAXがWeb3におけるRWAに新しいウォレット技術を活用

ぷらっとホームとINTMAX(イントマックス)が、Web3における「RWA(Real World Assets:現実資産)」に新しいウォレット技術を活用することを11月26日発表した。

この取り組みでは、ぷらっとホームが開発するRWA技術「ThingsToken」とINTMAX開発の「INTMAX Wallet」を組み合わせることで、Web3におけるRWAとステークホルダー参加の領域を金融領域のみならずモノやデバイスを含む非金融領域まで大幅に拡大するとのこと。

IoT(Internet of Things:モノのインターネット)やThings(モノ)を含む広範な非金融領域の物理アセット(RWA)をトークン化する技術「ThingsToken」と、セキュリティーを大幅に拡張した新しいウォレット技術「INTMAX Wallet」を組み合わせることで、多様なステークホルダーが柔軟かつ安全に、Web3エコシステムへ参加可能になるとのこと。

この取り組みについて両社は、当初、レイヤー1のEthereum(イーサリアム)およびレイヤー2のArbitrum(アービトラム)上の「ThingsToken」 およびそのネイティブトークンに対する対ステークホルダーインターフェースの提供及び開発から取り組みを開始するとのこと。その後に「INTMAX Wallet SDK」の利用を含み、INTMAXのイーサリアム上のプライバシーネットワークレイヤーである「Intmax2」および「Plasma Free(プラズマフィー)」への適用へと順次進めて行く予定とのことだ。

「INTMAX Wallet」は、FHE(Fully Homomorphic Encryption)などの暗号学的手法を活用し、ハードウェアウォレットのような高いセキュリティを提供するために、MPC(Multi-Party Computation)とも組み合わせた、デジタル取引のセキュリティとプライバシーを最優先に設計されたウォレットとのこと。さらに同ウォレットでは、分散型信頼システムを通じて安全かつ復元可能なストレージソリューションを提供しているという。

また「Plasma Free」は、INTMAXが共同開発する初のEVM互換Plasmaチェーン。PlasmaはEthereumのトランザクション処理能力を現時点でスケールする事に最良な技術として注目を集めているとのことだ。

参考:ぷらっとホーム
画像:iStocks/Myvector

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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