ポリマーケット、フランス人ユーザーの新規取引ブロック

賭博問題で

分散型予測市場プラットフォーム「ポリマーケット(Polymarket)」が、フランス在住のユーザーをブロックしたようだ。Xにてユーザーらが11月22日報告している。

フランスから同プラットフォームのURLにアクセスしようとしたユーザーにはポップアップが表示され、アクセスできなくなったようだ。

ポップアップには、「あなたは米国、フランス、またはその他の関連管轄区域に位置しているようです。米国居住者、米国に所在する人物、フランスに所在する人物、または規制対象地域に所在する人物は取引できません」と記されている。

ポリマーケットが暗号資産メディアのディクリプトに語ったところによると、「フランス在住のユーザーは、自分たちにとって最も重要なイベントに関する重要な情報を得るために、引き続きポリマーケットにアクセスできます。しかし、当面は新規取引を一時停止する」とのことだ。

米国ではアクセスがブロックされている「ポリマーケット」にとってフランスは重要な市場であった。

「ポリマーケット」では、匿名のフランス人トレーダーであるテオ(Théo)氏、別名フレディ9999(Fredi9999)が、ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の米大統領選勝利に数百万ドルを賭け、大金を得ていた。米ブロックチェーン分析企業のチェイナリシス(Chainalysis)は、同氏が7,870万ドルの利益を上げたと推定している。

仏賭博規制当局(ANJ)は11月7日、「ポリマーケット」を調査中であることを発表。

具体的には「ポリマーケット」の運営状況およびフランスのギャンブルに関する法律への適合性を調査しているとした。

また米FBIも「ポリマーケット」CEOのシェイン・コプラン(Shayne Coplan)氏の米ニューヨーク市ダウンタウンの自宅を家宅捜索し、同氏の電話と電子機器を押収している。

10月には米司法省(DOJ)が、米国内のユーザーに対して「ポリマーケット」が賭けを許可していた疑いで捜査していると報じられていた。

画像:PIXTA

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あたらしい経済 編集部

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