ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

ビットワイズがソラナ現物ETFの上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している。

発表によるとこのETFは、19b-4申請書(FORM 19b-4)の承認およびS-1申請書(FORM S-1)による登録届出書の効力発効を経て、シーボーBZX取引所でローンチされる予定とのこと。また、この申請に基づき同ETFでは、ソラナブロックチェーンのネイティブトークンSOLを直接保有することになるという。なお19b-4は、自主規制団体による規則変更案の提出を行うための申請書類だ。

ちなみにシーボーBZX取引所は、シーボー・グローバル・マーケッツ(Cboe Global Markets)が運営する株式取引所の1つである。

また、ビットワイズは11月20日に、ソラナに連動するETF「ビットワイズソラナETF(BITWISE SOLANA ETF)」について、米デラウェア州で、法定信託(Statutory Trust)として登録している。

デラウェア州の法人検索ページによれば、同ETFは、デラウェア州拠点のサービスプロバイダーであるCSC(Corporation Service Company)の子会社CSCデラウェアトラストカンパニー(CSC Delaware Trust Company)が登録代理人として指定されている。

ビットワイズは今月11月12日に、「アプトスステーキングETP(Aptos Staking ETP:APTB)」の上場予定を発表。そして、同ETPは同月19日にスイス証券取引所(SIX Swiss Exchange)に上場している。

また同社は10月2日に、暗号資産XRPの現物ETF「ビットワイズXRP ETF(Bitwise XRP ETF)」に関するS-1申請書類をSECに提出している。同ETFのカストディ業務は、コインベースカストディ(Coinbase Custody Trust Company)が担当する予定とのことだ。

参考:ビットワイズデラウェア州
画像:iStocks/Максим-Ивасюк・Thinkhubstudio

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。