【取材追記】ビットバンクにソラナ(SOL)とサイバー(CYBER)上場へ

ビットバンクにSOLとCYBER上場へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットバンク(bitbank)が、暗号資産ソラナ(SOL)およびサイバー(CYBER)の取扱い予定を11月19日発表した。同月21日より取り扱い開始するとのこと。

国内暗号資産取引所においてCYBERが上場するのは、バイナンスジャパンに続き2例目となる予定。なおSOLについては国内10例目となる。

ビットバンクでの両銘柄の対応サービスは、取引所(板取引)・販売所・レンディングサービス「暗号資産を貸して増やす」。上場時に入出金は非対応となるようだ。

対応チェーンについてはSOLがソラナ(Solana)でCYBERはOPメインネット(OP Mainnet:旧Optimism)とのこと。

現物取引所では、SOL/JPYおよびCYBER/JPYの取引ペアが取り扱われる。最小注文数量/取引単位は0.0001SOL・0.0001CYBER。指値の場合の最大注文数量は2,000SOL・40,000CYBEで、成行は20SOL・400CYBERとなっている。

販売所においては、同じくSOL/JPYおよびCYBER/JPYの取引ペアが取り扱われる。最小注文数量/取引単位は0.00000001SOL・0.00000001CYBER、最大注文数量/取引単位は90SOL・2,000CYBERとのことだ。

またレンディングサービスの新規募集開始は両銘柄の取扱開始日と同日の14:00を予定しているという。なおビットバンクの「暗号資産を貸して増やす」では、ビットバンクとユーザーが暗号資産の消費貸借契約を締結し、ユーザーが最大年率5%の暗号資産を1年後に受け取れるサービスだ。ちなみに年率は、募集月ごとに0.1%から5.0%までの範囲でビットバンクが決定するという。

予定通りに両銘柄が上場すれば、ビットバンクは合計40銘柄の暗号資産を取り扱うことになる。

現在ビットバンクでは、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)、ステラルーメン(XLM)、クアンタム(QTUM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オーエムジー(OMG)、シンボル(XYM)、チェーンリンク(LINK)、メイカー(MKR)、ボバネットワーク(BOBA)、エンジンコイン(ENJ)、ポリゴン(MATIC)、ポルカドット(DOT)、ドージコイン(DOGE)、アスター(ASTR)、カルダノ(ADA)、アバランチ(AVAX)、フレア(FLR)、アクシーインフィニティ(AXS)、ザ・サンドボックス(SAND)、エイプコイン(APE)、ガラ(GALA)、チリーズ(CHZ)、オアシス(OAS)、ディセントラランド(MANA)、ザ・グラフ(GRT)、レンダートークン(RNDR)、ビルドアンドビルド(BNB)、アービトラム(ARB)、オプティミズム(OP)、ダイ(DAI)、クレイトン(KLAY)、イミュータブルエックス(IMX)、マスクネットワーク(MASK)の取引が行われている。

SOLとCYBERの選定理由について

「あたらしい経済」編集部が、ビットバンク事業開発部担当者へソラナ(SOL)およびサイバー(CYBER)を取り扱った理由について取材したところ、以下の回答が得られた。

ソラナ(SOL)とは、独自のコンセンサスアルゴリズムを採用し、取引を並列処理することで高速な処理速度と低い取引手数料を実現するプロジェクトです。SOLはプロジェクトの運営や意思決定に関わるガバナンス投票、取引手数料の支払い、ステーキングに使用できます。現在、ソラナは数多くあるブロックチェーンの中で最も活発なブロックチェーンの1つであり、bitbankでは、多くの方に利用機会を提供したいという思いで選定を行いました。

サイバー(CYBER)とは、ユーザーが自身のデジタルIDやコンテンツを自ら所有・管理できるソーシャルネットワークの構築を目指すプロジェクトです。CYBERは、CyberIDの購入および取引手数料の支払い、運営や意思決定に関わるガバナンス投票に使用できます。bitbankでは、ソーシャルネットワークの構築に特化したプロジェクトとして、多くの方に知っていただきたいという思いで選定を行いました。

参考:ビットバンク
画像:iStocks/Ninja-Studio

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。