フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサリアムに展開

オンチェーン米国政府マネーファンドがイーサリアムで展開

米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)が、「オンチェーン米国政府マネーファンド(OnChain U.S. Government Money Fund:FOBXX)」をイーサリアム(Ethereum)上でローンチした。フランクリン・テンプルトンが公式Xにて11月15日発表した。

「FOBXX」の組成日は2021年4月6日で、「ステラ(Stellar)」上で展開を開始。昨年4月には「ポリゴン(Polygon)」上で展開開始し、今年8月8日には「アービトラム(Arbitrum)」と「アバランチ(Avalanche)」上でのローンチが発表されている。そして10月2日に「アプトス(Aptos)」上での展開が発表され、同月31日にはイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2(L2)ブロックチェーン「ベース(Base)」上での展開がアナウンスされた。今回の「イーサリアム」展開はそれらに続く7つ目の対応ブロックチェーンとなる。

「FOBXX」は、総資産の99.5%以上を「米国政府証券」、「現金」、「米国政府証券または現金で全額担保された現先取引」に投資しているファンドである。ファンドの投資目標は、株主の資本と流動性の維持と一致する高レベルの現在の収入を投資家に提供することであり、安定した1.00ドルの株価維持を目指しているという。4億2,000万ドルのファンドの1株は1つの「BENJIトークン」で表されている。トークン保有者は、アプリ「ベンジーインベストメント(Benji Investments)」を通じてファンドへのエクスポージャーを得られる。

なおフランクリン・テンプルトンによると「FOBXX」は取引処理と株式所有権の記録システムとしてパブリックブロックチェーンを使用する米国登録ファンドとしては初であり、同社は、それを取り扱う企業としては唯一とのこと。

画像:iStock/BalkansCat

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あたらしい経済 編集部

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