オンチェーン分析「Arkham」、オープンネットワーク(TON)対応

ArkhamがTONに対応

オンチェーン情報の追跡プラットフォーム「アーカム(Arkham)」が、パブリックブロックチェーンの「オープンネットワーク(The Open Network:TON)」に対応した。このことは「アーカム」の公式Xアカウントより11月5日発表された。

「アーカム」の「TON」対応により、「TON」ユーザーは「TON」のリアルタイム取引確認や転送確認、利益を出しているトレーダーのウォレットの可視化、自身のオンチェーン取引のパフォーマンスを時系列で追跡などが可能になったとのこと。

また、これら機能に加え「TON」ユーザーによる取引アラートの受信機能なども、今後1週間以内に利用可能になるとのことだ。

なお「TON」は、メッセージングアプリのテレグラム(Telegram)の創設者が開発を開始したブロックチェーンプロジェクト。テレグラムとの連携を基盤にしたブロックチェーンとして開発が進められていたものの2020年に米国証券取引委員会(SEC)の規制により開発は中止。その後「TON財団」が開発を引き継ぎ、今に至る。

「アーカム」とは

「アーカム」は、独自構築されたデータベースインフラにより、ウォレットアドレスではなくエンティティ(組織名など)ベースで検索でき、誰でも簡単にオンチェーンデータの分析や、可視化が可能なプラットフォームだ。

同プラットフォームはTONの他に、ソラナ(Solana)、イーサリアム(Ethereum)、ポリゴン(Polygon)、BNBチェーン、アービトラム(Arbitrum)、OPメインネット(OP mainnet:旧オプティミズム)、アバランチ(Avalanch)、ビットコイン(Bitcoin)、トロン(Tron)、ベース(Base)、フレアネットワーク(Flare Network)、リネア(Linea)、マンタネットワーク(Manta Network)、ブラスト(Blast)といったブロックチェーンに対応している。

ちなみに「アーカム」では今月6日に、暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所「アーカム・パーペチュアルズ・エクスチェンジ(ARKHAM PERPETUALS EXCHANGE)」がローンチされている。同取引所は、永久先物(パーペチュアル/無期限先物)を取り扱う取引所となっており、ライブのオンチェーン監査、追跡可能な準備金証明、現物とPERPの取引ペアのサポートを提供するとのことだ。

なお同取引所での取引開始は1週間後とアナウンスされている。

画像:iStock/artsstock

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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