UBSアセットマネジメント、イーサリアム上でトークン化マネーマーケットファンド「uMINT」立ち上げ

「uMINT」立ち上げ

大手資産運用会社UBSアセットマネジメント(UBS Asset Management)が、イーサリアムブロックチェーン上に構築されたトークン化マネーマーケットファンド(MMF)「UBS USD Money Market Investment Fund Token:uMINT」を11月1日発表した。

同ファンドは、UBS アセット・マネジメントの機関投資家向けキャッシュ・マネジメント・ソリューションへのアクセスを叶えるものだという。

なお同ファンドの立ち上げはUBSのトークン化サービス拡大の一環とのこと。UBSは2023年11月、ネイティブ発行のデジタル債券による世界初のクロスボーダーの現先取引を完了し、パブリックブロックチェーン上で完全に執行・決済を行っている。

UBS アセット・マネジメントのアジア太平洋地域共同責任者であるトーマス・カエギ(Thomas Kaegi)氏は「私たちは、あらゆる資産クラスにわたってトークン化された金融資産に対する投資家の関心が高まっていることを認識している。当社のグローバルな能力を活用し、同業者や規制当局と協力することで、当社は現在、顧客に革新的なソリューションが提供できる」と述べている。

UBSアセットマネジメントは、グローバルな分散型台帳技術(DLT)戦略において、パブリックおよびプライベートブロックチェーンネットワークを活用し、ファンドの発行と流通の強化に焦点を置いているという。

大手金融機関によるトークン化ファンドの立ち上げの気運は高まってる。

米資産運用会社ブラックロック(BlackRock)が、デジタルアセット発行プラットフォーム運営のセキュリタイズ(Securitize)と提携し、トークン化ファンド「ブラックロック・米ドル機関投資家向けデジタル流動性ファンド(BlackRock USD Institutional Digital Liquidity Fund:BUIDL)」を立ち上げており、BUIDLの資産額は現在約5.3億ドル(800億円)に相当だ。

参考:発表
画像:iStocks/thamerpic・Andrey-Suslov

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あたらしい経済 編集部

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