EVM互換の国産ブロックチェーン「Japan Open Chain」、バリデータにはてな参画

JOCのバリデーターにはてな参画

ジャパンオープンチェーン(Japan Open Chain:JOC)のバリデータに、「はてなブログ」「はてなブックマーク」を運営するはてなが参画した。JOCのコンソーシアムを運営・管理する日本ブロックチェーン基盤社が10月24日発表した。

JOCは運営者ノードであるバリデータ、ノード、サーバのすべてを日本国内で運用する仕組みとなっている。これにより日本企業が法的・技術的に安心して利用できるブロックチェーンネットワークを構築することを目指しているとのこと。

なお今後JOCは、はてなのJOCの管理・運営だけでなく、社会課題解決に向けた新たなWeb3サービスの検討を進め、ブロックチェーンの安定的な運営や法人向けのweb3ソリューションの開発・提供に協業していくと述べている。

JOCのバリデータには現在、ソニーグループ内スタートアップのコーギア・サイバーリンクス・電通・NTTグループのNTTコミュニケーションズ・G.U.Technologies・insprout・みんなの銀行・ピクシブ・TIS・テレビ朝日グループのextra mile・京都芸術大学、CACが参画している。なおバリデータは最大21社、ネットワーク参加者は100社程度まで拡大するとされている。

また「ジャパンオープンチェーン」のネイティブトークン「JOCトークン」が、今年秋に国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットトレードにてIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)を実施する予定となっている。

なおIEOとは、企業等のブロックチェーンプロジェクト発行のトークンによる資金調達を暗号資産(仮想通貨)取引所が支援し、具体的には主体となって発行体のトークンを販売するモデルのこと。

参考:日本ブロックチェーン基盤
画像:iStocks/Abscent84・kurmyshov

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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