エイプコイン独自チェーン「ApeChain」メインネットと公式ブリッジ公開、APE価格上昇

「ApeChain」メインネットと公式ブリッジ公開

「エイプコイン:ApeCoin(APE)」の独自チェーン「エイプチェーン(ApeChain)」のメインネットが10月20日稼働開始した。また同時に同チェーンへのトークン移行を可能にする公式ブリッジサイト「APE PORTAL」も公開された。

これを受け「APE」の価格は24時間で約2倍上昇し、4月以来の高値を更新した。

なお「エイプチェーン」は、オフチェーンラボ(Offchain Labs)提供の独自チェーン開発用ツールパッケージ「アービトラムオービット(Arbitrum Orbit)」で構築されている。オフチェーンラボは、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2スケーリングソリューション「アービトラム(Arbitrum)」の開発元だ。

また「APE」のブリッジにあたり同トークンのスマートコントラクトは、クロスチェーンプロトコルのレイヤーゼロ(LayerZero)が提供するトークン規格「OFT(Omnichain Fungible Token:オムニチェーンファンジブルトークン)標準」にアップグレードしている。

これにより「APE PORTAL」では、「エイプチェーン」、「イーサリアム(Ethereum)」、「アービトラム」間でトークンブリッジが可能になっている。なお現在「エイプチェーン」に対応するトークンは「APE」の他「APE USD」と「APE ETH」、「イーサリアム」は「APE」、「ETH」、「USDC」「DAI」、「USDT」、「WETH」、「WBTC」で、「アービトラム」は「ETH」、「ARB」、「USDC」、「USDC.E」、「DAI」となっている。

「APE」は、「エイプチェーン」のガス代(取引手数料)になる他、同エコシステムのガバナンストークンとしても機能する。また同チェーン上でのステーキングにも利用可能だ。

画像:iStocks/Abscent84・kurmyshov

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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