DEX「Jupiter」、ソラナ上のミームコイン取引特化の「Ape Pro」立ち上げ

ソラナのミームコイン特化取引プラットフォーム公開

「ジュピターエクスチェンジ(Jupiter Exchange)」提供のジュピター(Jupiter)が、ソラナ上のミームコイン取引に特化したプロトレーダー向けプラットフォーム「エイププロ(Ape Pro)」の立ち上げを10月17日発表した。

発表によると「エイププロ」では、ソラナ上のミームコイン取引に最適化されたリアルタイムの新トークンストリーミングや、チャート機能、高度なデータが提供されるとのこと。

具体的には、Web3ウォレットサービス「Web3オース(Web3Auth)」が提供するMPC(マルチパーティ計算)基盤のアカウントアブストラクション(AA)プログラムと、ソーシャルログイン機能を搭載しているという。

さらに「ジュピターエクスチェンジ」が提供する手数料最適化機能や、ステーキングプロトコル「ジト(Jito)」が提供するMEV(最大抽出可能価値)プロテクション機能も搭載されているとのこと。これによりトレーダーは、常に最高の価格でスワップ取引ができ、また不利な取引を回避できるという。

なお「エイププロ」は、モバイルとウェブの両方で利用可能とのことだ。

「ジュピターエクスチェンジ」は、ソラナ(Solana)ブロックチェーン上に構築されているDEX(分散型取引所)アグリゲーター。今月8日には、「ジュピターエクスチェンジ」のモバイルアプリ版「ジュピターモバイル(Jupiter Mobile)」が公開されている。「ジュピターモバイル」では、取引手数料無料かつオンランプ取引が可能だ。

オンランプとは、法定通貨を暗号資産(仮想通貨)に交換するプロセスのことで、「ジュピターモバイル」利用者は、Apple Payやクレジットカード、デビットカード、PayPalで同アプリ上から暗号資産を直接購入できる。なお「ジュピターモバイル」でのオンランプ取引を構築する為に、ジュピターは暗号資産決済プロバイダー「ムーンペイ(MoonPay)」と提携している。

またジュピターは「ジュピターモバイル」の公開に向け、ソラナ特化のweb3ウォレット「アルティメットウォレット(Ultimate Wallet)」を今年4月に買収していた。

画像:iStocks/monsitj

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。