Arriba Studioが「Arriba Studio Z」新設、ダブルジャンプと共同で米web3ファンドNeoclassic Capitalに出資も

Arriba Studioが「Arriba Studio Z」新設

シンガポール・東京を拠点にWeb3 Venture Capitalで起業家支援を展開するArriba Studio(アリーバスタジオ)が、「Arriba Studio Z」の新設を10月16日発表した。

「Arriba Studio Z(アリーバ2号)」は、アリーバ1号となるArriba Studioが2022年より行ってきたベンチャーキャピタル・アクセラレーター事業をさらに拡大するため設立された。

発表によるとアリーバ2号では、アリーバ1号で推進してきた日本発グローバルエントリーを目指すWeb3スタートアップの投資支援実績をさらに拡大するとのこと。その他にも新たに海外発で日本エントリーを目指すweb3スタートアップに加え、世界各地から次世代のweb3領域においてゲームチェンジャーを目指し立ち上がるプロジェクトに対し、創業当初から支援していくことを目指すという。

またアリーバ2号の投資支援規模は、1号の倍以上となる2,000万ドルを目指すとのことだ。

アリーバ1号は、設立から2年半で19プロジェクトへの出資と支援を実施し、一部では日本を代表する規模のトークン上場を果たしたという。そしてアリーバ1号のキャパシティーを超えるほどの事業支援・出資相談がweb3スタートアップからあったとのこと。そのためアリーバ1号では2024年夏時点では実務的な制約から支援を見送るケースも増えたため、今回投資支援活動を強化する目的で新たにアリーバ2号を設立したとのことだ。

アリーバ2号の新規投資先

また今回アリーバ2号の設立と共に、同社による最初の投資先が公開されている。

アリーバ2号は、グローバルプロジェクトの日本エントリーのプロジェクトを増やす狙いから、以前から交流のあった元ブロックタワーキャピタル(BlockTower Capital)出身のキャピタリストであるミッシェル・ブセラ(Michael Bucella)氏とスティーブ・リー(Steve Lee)氏らがリードする米国発のweb3ファンド「ネオクラシックキャピタル(Neoclassic Capital)」に投資家として参画し、LP出資を行ったという。

またこの投資は、web3ゲーム開発会社ダブルジャンプトウキョウ(double jump.tokyo)と共同で実施したとのこと。

なお「ネオクラシックキャピタル」は、アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)の共同創業者であるマーク・アンドリーセン(Marc Andreessen)氏や、同社のゼネラルパートナーであるクリス・ディクソン(Chris Dixon)氏らの支援を受けているベンチャーキャピタルで、特にアジアとエンターテインメント分野への投資に強みを持っているとのことだ。

画像:iStocks/BadBrother・Lidiia-Moor

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。