フルグル、賞金総額1億satsの「ビットコイン漫画コンテスト」開催へ。BTCの有効性認知拡大で

フルグルが「ビットコイン漫画コンテスト」開催へ

ビットコイン関連のスタートアップ向け投資を行う国内企業フルグルが、賞金総額1億Satoshi(sats)の「ビットコイン漫画コンテスト」開催を10月15日発表した。

なおSatoshiはビットコイン最小単位で、1億satsは1BTCとなっている。記事執筆時点で1BTCの価格は、9,862,472.23円だ(10/1510:20 コインマーケットキャップ調べ)。

発表によるとこのコンテストの目的は、漫画を通して気楽に、ビットコインが生活にとって有益なものであることを、国内の人々に知ってもらうことだという。

具体的には、「ビットコイン漫画を作る人が、お金・経済・政治・歴史・国際関係・テクノロジー等について調べ、ストーリーを考えるきっかけになること」、「ビットコイン漫画を読む人が、面白おかしく、たまにはシリアスに、ビットコインを知るきっかけになること」、「本企画に関わる全員に、インフレおよび円安の二重苦に直面する日本経済で、ビットコインが金のような資産防衛手段として非常に有効であるという事実を知ってもらうこと」であるとのことだ。

海外では、米大企業がインフレによる現金や債券などの企業資産の目減りを防ぐためにビットコインを財務戦略に取り入れ、バランスシートに資産として計上している。また国家がビットコインを金や米債券のような準備資産として保有する事例もあり、フルグルはビットコインが次世代の分散型金融の基盤になると考えているとのこと。

そんな中日本では、ビットコインが未だに「怪しい」「怖い」「難しい」といったネガティヴなイメージが先行し、海外に比べて大きく出遅れているとのことだ。

今回の「ビットコイン漫画コンテスト」は、ビットコインを題材にした漫画であれば、ジャンルや形式は自由とのこと。また共作も可能で、構想・ストーリー・アイデアだけでも応募可能だという。

開催期間は発表同日の10月15日から12月31日まで。応募はフルグルのサイトの特設ページより可能。応募に際する漫画のアップロードは、高画質の .jpg .png .gif .pdf(Web表示用のデータ形式)で、提出ファイルのサイズ上限は1回につき200MBとなっている。

そして賞金の構成および結果発表日については近日公開予定とのこと。賞金は賞の総取り、各賞での山分け、本企画を盛り上げてくれる人への還元などを検討中だという。

また入賞作品については、ビットコインに関する正しい知識を広めるためのオープンソース教育サイト「ロストインビットコイン」に掲載予定とのことだ。

参考:特設ページ
画像:iStocks/LongQuattro・antoniokhr

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。