マスターカードとアマゾンペイメントサービスが提携、中東・北アフリカでデジタル決済拡大へ

MastercardとAmazon Payment Servicesが提携

米決済大手マスターカード(Mastercard)が、中東・北アフリカ(MENA)地域におけるデジタル決済の普及に向け、同地域のオンライン決済ソリューションプロバイダー「アマゾンペイメントサービス(Amazon Payment Services)」と複数年にわたるパートナーシップを締結したことを9月30日発表した。

この提携により、マスターカードの決済ソリューション「マスターカードゲートウェイ(Mastercard Gateway)」が、バーレーン、エジプト、ヨルダン、クウェート、レバノン、オマーン、カタール、南アフリカ、アラブ首長国連邦(UAE)などの主要国における「アマゾンペイメントサービス」加盟店に導入されるとのこと。

「マスターカードゲートウェイ」は、グローバルな支払い処理を簡素化し、リスクや不正行為から保護する決済ソリューション。これにより利用者は「マスターカードゲートウェイ」を通じてオンラインショッピングの際にカードやパスワードを手動で入力する必要がないとのこと。また「アマゾンペイメントサービス」加盟店としては、主要なカードブランドやデジタル決済オプションに対応できるようになるという。

両社は今後、通信事業者や政府機関とも連携していき、顧客により便利で安全な決済手段を提供する予定とのことだ。さらにクリックトゥーペイ(Click to Pay)やトークン認証サービスなども共同開発していくという。これにより「アマゾンペイメントサービス」加盟店には複数の決済オプションを、エンドユーザーにはよりスムーズなチェックアウト体験の提供を目指すとのこと。

マスターカードによる中東・北アフリカ地域での取り組みとしては、北アフリカ地域の大手暗号資産取引所ビットオアシス(BitOasis)と共同で、暗号資産決済ができるデビットカード「ビットオアシスマスターカードクリプトカード(BitOasis Mastercard Crypto Card)」が2022年より提供されている。

参考:マスターカード
画像:iStocks/s99

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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