リップル、ラテンアメリカ最大の暗号資産取引所メルカドビットコインと提携、国際送金ソリューション提供で

リップルがメルカド・ビットコインと提携

米リップル(Ripple)社が、ラテンアメリカ最大級の暗号資産(仮想通貨)取引所メルカド・ビットコイン(Mercado Bitcoin)と提携したことを10月3日発表した。

この提携によりメルカド・ビットコインは、リップル社による「リップルペイメント(Ripple Payments)」のブラジル初の顧客になったとのこと。

なお「リップルペイメント」は、ブロックチェーン活用の国際送金ソリューションだ。同ソリューションにより企業は、効率的なクロスボーダー決済が可能となる。また顧客は24時間365日、世界中で資金移動し、わずか数分で決済できるとのこと。

ただしメルカド・ビットコインの最初の「リップルペイメント」の運用は、同取引所のブラジルとポルトガル間の社内財務業務に使用されるという。そのため顧客には提供されず機関投資家向けの提供になるというが、将来的には法人および個人顧客向けの国際決済をサポートする予定とのことだ。

リップル社は2019年にブラジルに現地オフィスを開設し、2022年には外国為替取引のみを専門に行うトラベレックス銀行と共同で、同市場初の暗号資産(仮想通貨)対応決済ソリューションを立ち上げていた。

なおリップル社は今回の発表前日2日に、ドバイ金融サービス機構(DFSA)より決済ライセンスの原則承認を得たことを発表している。これにより同社は、アラブ首長国連邦(UAE)において、エンタープライズグレードのエンドツーエンドの決済サービス「Ripple Payments Direct (RPD)」の提供が可能になったとのことだ。

参考:リップル
画像:iStock/Abscent84・rarrarorro

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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